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「アメリカ人の若者が [研修会]

考える平和とは」という演題で

ALTの若者に語ってもらう勉強会、九条の会日田主催で開催しました。

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カリフォルニア出身の○レバー君、昨年大分県に赴任してきました。そこで九条の会のKさん出会いました。Kさんに連れられて長崎に行ったのですが、そこは彼の祖父が兵士として被爆後すぐに訪れた地だったのです。


祖父は10数枚の写真を撮り、故郷のお母さんに送っていましたが、彼がその事を知ったのは長崎に来てからのこと。来日するまでは祖父の戦争体験を知る機会がなかったけれど、来日してすぐに、全くの偶然で祖父の足跡を辿っていたのです。


彼は、祖父の生い立ちから、復員してからのことなどを家族に問わず語りに聞いていたそうで、南部の貧しい家に生まれた白人の祖父が人種差別に対して反対していたことや、「戦争は政府がやることであり、戦地では兵士は殺し殺される立場だけれど、恨みや憎しみを引きずるべきではない」ということを語っていたのだそうです。



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 後半は、彼が大学で学んできたことのお話しでした。ハワイ大学で言語学を学び、ALTを終えたあとは沖縄で、うちなんぐち(沖縄方言)をちゃんと学びたいのだそうです。ハワイでは現在ハワイ語という古語復活運動から生き方そのものの見直しという活発な動きがあるけれど、日本や沖縄ではほとんどと言って良いほど顧みられていない沖縄言葉を研究したい、のだと。「日本人は英語を一生懸命勉強しているけれど、自分たちの失われていく言語をもっと大事にして欲しい」とポロッと、語っていたのが印象的でした。

 「過去をちゃんと知り、今を生きる」大事ですよね。

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コメント 2

momotaro

ALTさんに平和について語ってもらうとは
良い企画ですね。
日本人は英語を一生懸命勉強し始めましたが、確かに自国語のことを疎かにしてはいけませんよね。
by momotaro (2019-08-26 02:07) 

gonntan

momotaroさん 自国語と文化、そしてそこからの生き方。しっかりと学び、生きねばと思います。
by gonntan (2019-08-26 10:59) 

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