あとは野となれ山となれ

　　　

日本銀行　「失敗の本質」小学館新書　原真人著の中で語られる、この国の金融政策決定と進め方、そして失敗を糊塗するやり方には愕然とします。



批判を許さない「危うい空気」


目次を拾えば


あいまいな戦略目的
空気の支配・非科学的思考
進化しない戦略・乏しい選択肢
属人的な決定プロセス
修正されない組織
　・
　・
繰り返される大本営発表


そして
迷走する経済政策
第２の敗戦へ
来たるべき”破局”の前に


と続くのですが、現政権はこの国の財政健全化に関心がなく目先の利ばかりを追って、結果的に経済破綻という破局へ進む道をひたすら、国民を巻き込んで進んでいる、という事実。

経済に疎いので私に本質は見えないけれど、今日も！現在進行形で日本銀行が進めている異次元緩和政策とその「大規模緩和策の継続！」は

　日銀OBや専門家が口を揃えて言うには

　「リーマン・ショック並みの危機がまた来たら、そのとき日銀にできることは何もない」　P233
のだそうです。

　この６年間、政権と日銀がやってきたことは、今が良ければそれで良し。あとのことは知らないよ。


　アベ首相は批判されると正気を失って、ムキになって反論します。
行政府の長でありながら「この国の最高責任者」であり、「森羅万象すべてを担当している」と自負していますが、


　彼らが居座っている６年間って、小学生が入学して卒業するまでの長い長い期間なんですよね。「こんな人たちに任せててほんとに良いのでしょうかね」









　小さな草にも花が


　　

コメント 4

こういう政権を支えてきたのも、戦後の歩みも国民なのだとしたら、どんな未来を次の世代に残すのか、本当に国民が考えなければならないですね。お任せや一緒に渡れば怖くないではなくて一人ひとりが自分の判断を持つ、それが社会をよくしていくことにつながる、そういう社会にしたいです。
by 風船かずら (2019-06-21 10:12) 

現政権を支えているのは投票した有権者、経済団体、
ネトウヨとも揶揄される世論、マスコミも加担
しています。
今の方向が心地よいと感じている人たちが大勢いると
いうそういう空気があるということ。
そこの問題点をしっかり認識し、指摘、共有して
さらに前向きな夢を提供できないと選挙には勝てませんね。
結局、一人ひとりの生き方に戻るのですが
by gonntan (2019-06-21 14:13) 

黒田日銀の金融政策は日本軍と酷似
ですよね。
出口を見ず、闇雲に突き進んでいます。
危機状態の時にやるべきことを何年もやり続けていますから、いざという時できることは何もありません。
この国のリーダーはなんでいつもこんななんでしょう？！
by momotaro (2019-06-22 10:56) 

momotaroさん 出口に至るはずの工程が目標そのものになって、しかもその出口が今となっては見えない。どうするんでしょう、この無責任。
by gonntan (2019-06-23 14:49)