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男の美学 [紹介]

地方紙の1面、下の段にハート出版の広告が載っていました。

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特攻隊や戦前の礼法を賛美する書物を発刊しているようです。

特攻隊については次のように書かれています。
【 戦後、欧米諸国で出版された特攻に関する書物を見ると、特攻隊員の精神と行為の中に、キリスト教の教え(「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」ヨハネ伝第十五章十三節)と同じ価値観を見出して賞賛の言葉を惜しまない者がいるのである。

例えば、「カミカゼ特攻隊はたしかに大きな損害を米軍に与えた。そしてカミカゼのパイロットたちが、勇敢な人たちであったことは疑いがない。そしてアメリカ兵が〝カミカゼ〟を恐れ、怖がったことは否定できない。実際、パニックが起こりかけていた」と、当時の米軍の被害状況を伝えた、UP通信(現UPI)の従軍記者だったアルバート・カフが述べ、またフランスの作家・文化大臣のアンドレ・マルローが「日本は太平洋戦争で敗れはしたが、そのかわり何ものにもかえ難いものを得た。それは、世界のどんな国も真似のできない特別攻撃隊である。……私は、祖国と家族を想う一念から恐怖も生への執着もすべて乗り越えて、いさぎよく敵艦に体当たりした特別攻撃隊員の中に、男の崇高な美学を見るのである」と語ったように、かつて敵だった外国人の方が神風特攻隊の戦果や自己犠牲に対して、高い評価を与えているのである。 】


 敵であった相手ですら、その宗教観を基として男の美学を感じているからと、自国民にアピールする姿勢ってどうなんでしょう?



 特攻隊員が崇高な使命感で行動されたとしても、命じた上官たちはそれ以後どう行動したのか?

 そこが問われない限り、現場の者たちに責めを負わせてノウノウと生き残る人たちは絶えないでしょうね。命じた上司たちの「男の美学」はどうなのか?

 戦争によって自国が繫栄するという夢を見させたにもかかわらずいざ負けるという局面に立った時、どのように生き残って、あるいは国民を生き残らせて次の局面へのバトンを渡せるのかという明確な思考を取らなかった者たちの「男の美学」

 一億玉砕なんて、国民は誰も望んでなかったと思いますよ。戦争は、あくまでも自国が繫栄するための手段だったはずです。






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この国は、 [紹介]

  なぜ
  人を始末に
  扱うのか?


      「未完の敗戦」 山崎雅弘著
       集英社新書 

P139から

【 戦争中の宮司の言葉がはっきりと示している通り、靖国神社は戦争で軍人が死ぬことを「可能であれば避けるべきこと」ではなく、あたかも軍人本人とその家族にとって「喜ばしいこと」であるかのように位置付けていました。

 アソウも言うように、若者が国のために死ぬことを厭わないように誘導すること。いわゆる「大義に死すこと」が善であるかのような言説が、今また流行りだしました。

 「生きて生きて辱めを受けてでも生き抜いて命を尽くす」「一人ひとりの命を大事に」ということが軽んじられる時代は、ごめんです。



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 しっとりと雨に濡れる風蘭


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デジャビューなのか [紹介]

 長周新聞から 
【 米映画監督マイケル・ムーアが批判するウクライナ報道 「戦争に巻き込もうとする背後勢力に抵抗を!」 】

 「私たちを戦争に引きずりこもうとしている奴が出現したことだ。それは政治家、マスメディア、戦争で何千万、何億ドルともうけようとする軍需企業だ。私たちは、「われわれはウクライナに行かねばならない。われわれは戦争しなければならない」という内側からの誘惑に対して抵抗しなければならないのだ。」


 金が動かなくなって、景気が悪くなったときのとっておきのカンフル剤は戦争!

 そういう悪の枢軸が世界を混乱に落とし込み、自分たちだけがうまい汁を吸う。「吸おうとする」のではなく、確実に「しゃぶり尽くす」。手段は愛であったり愛国心であったりを刺激すること。主義主張・国家・国民とは関係なく、金を持っている集団から献上させ合法的に巻き上げる。


 この構造が無くならない限り、(無くなることはないだろうけど)戦争行為はなくならないのだろう。あのブッシュの湾岸戦争もそうだった。




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 白のツユクサ
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瓜二つ [紹介]

 ウタマヒノツカサ公演、無事終了しました。

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 小雨が降って外が少し暗かったので


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 普段仏様をライトアップするライトで照らす趣向をしましたら、演者からは「まぶしいけど・・なんとか」と言われましたが、少し幻想的になり劇場感が出たかな・・と自画自賛。



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 公演後、演奏で使用した各種笛の説明を奥さまがしてくれました。



 不思議だったのは、見ず知らずのはずのきょうの演者であるご主人宇佐見仁さんが、旧知のお坊さんの風貌そっくりで、しかも声から受け答えから瓜二つだったこと、です。まるで旧知のお坊さんの若い頃を見ているような気がしました。そういう感覚がしたので、「絶対忘れることはないから、また九州に来たら寄ってね。」と約束を交わしました。意欲的に活動されている2人ですから、そう遠くない日にまた訪れるでしょう。

 Mさん曰く「奥さんがしっかりしてらっしゃるから、ダンナさんは奥さんの手の上で遊んでられるんだろうねぇ。」
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ジミントウが [紹介]

 先日近くの農協支店に行ったら面白い本があったので、おとり寄せしました。

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 「 農家の知恵袋  暮らしを楽しむ1000の知恵」

 栽培計画はもちろん、年中行事・しきたり・伝承・ふるさと料理など、何でもわかる!

 ツボや民間療法などの病気関連や食養生、ペットのことなどなど、ありとあらゆることが書いてあります。暇つぶしにも良い知恵袋、面白いですよ。





 ジミントウの新総裁決まりましたね。お手並み拝見ですね。中継では、キシダさんが「今は民主主義の危機である」というような発言もされていましたが、国内のことを指摘していたのでしょうか?アベスガ的「(総理大臣がやっているのだから)(総理大臣が言うのだから)何も問題ない!」という木で鼻をくくったような隠蔽と恫喝ありきの政治は即刻止めて欲しいです。

 映像を見ていると、総裁室のイスに座ったキシダ氏は喜びを隠しきれない様子でした。派閥の均衡の上に乗った総裁ですから舵取りも難しいでしょうね。ほんとうに、国民から聞き取った課題を自らの課題として「成長と分配による好循環」経済を築けるのか、ですね。







 お彼岸前からいろんないただき物があって、毎日絵手紙を描く材料に事欠きません。本当にありがたいことですが、いつまで続くんでしょうね・・・

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 間引いた白菜を山のようにいただきました。


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 新高も出回り始めましたね。


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 アベ氏が【「私たちは高市さんを通じて『自民党はどうあるべきか』を訴えることができたのではないでしょうか。確固たる国家観を示し、私たちグループの主張はほかの候補にも影響を与えることができたのではないでしょうか」と胸を張った。 】

 と言ったらしいけれど、確固たる国家観に国民が存在していなければ絵に描いた餅にしかならない、と私は思う。まして「ジミントウがどうあるべき」なんて、「国民は興味あるのかなぁ・・(アソウ氏流に)」
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姉妹げんか [紹介]

 昨晩は3時間のマテ貝掘りで腰が痛くて痛くて (。。  大変でした。
 今朝になっても痛いのでMさんに言ったら「私はどうもないよ。毎日草取りしてるからね、そのお陰かな~」と。悔しいので、私「明日になったら急に痛くなるかもね」




 敬愛する内田樹氏のコラムから

【 前に朴槿恵韓国大統領が訪米したときに、韓国大統領と日本の首相ではホワイトハウスの「接待」がどう違ったかということがうるさく報道されました。「アメリカは日本と韓国のどちらの方を愛しているのか」ということが気になるんです。日本は韓国と「ワシントンの長女」の座をめぐって姉妹喧嘩をしているつもりでいる。だから、米韓関係がうまくゆかないと聞くと、日本人は嬉々として報道する。 】

 これはコラムの本旨からは外れていますが、日本人論の一部としては秀逸かと。

 「月刊日本」5月号に掲載されているそうです。






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コストの高騰 [紹介]

 プレジデントオンラインから【 「みんなちがって、みんないい」という社会であるほど自閉症児が生きづらくなる理由 】



 なんだかどっきりの表題ですが



 岡嶋裕史『大学教授、発達障害の子を育てる』(光文社新書)

 著者曰く

 理想としてはそうなのだが

 【 理想としてはそうなのだが、現実はそうはなっていない。コミュニケーションの問題がつきまとうからだ。前者の社会から後者の社会へ変遷して、何が一番変わったかといえば、コミュニケーションコストの高騰に尽きる。 】


 素人でも漫才ができるほどの話芸やコミュニケーション力、そういうものが重宝される時代ですね。





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 あま~いバニラのような香りが辺りを漂っています、唐たねおがたまのき。




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 イキシア


 階層というのはお釈迦樣の時代より前からあり、今も続く人の性。どうしたら打ち壊せるのでしょう。階層があるから逆に暮らしやすいというのが支配者的考え方なのでしょうが。



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生命とは何か [紹介]

 ダイアモンドオンラインから【 微生物、クワガタ、クラゲ、食虫植物、人類…生きものたちに「並外れた多様性」があるワケ 】

 WHAT IS LIFE? 生命とは何か

 我が国の首相が2人して仰った「人類がウィルスに勝った証として」という前提そのものが、間違った認識によるもののようですが、



 多様性が論じられる今、おもしろそうな内容ですね。ぜひ読みたいです。



 




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 クレマチス



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 ボタン



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 つつじ



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 やまぼうし



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 イキシア



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 レースラベンダー



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二酸化炭素を出さない [紹介]

 AERAから【 いま瀬戸内海の島で、二酸化炭素を出さない高効率な石炭火力発電所の実証事業が行われている。気候変動が深刻化する中で、石炭だからこそ担える新たな役割とは何か――。石炭火力の効率向上と環境対応を追求し続けてきた技術者は、カーボン・ニュートラルのさらにその先を見つめる。 】


 大崎クールジェンは

 希望の星になるのか?というよりも

 是非とも実現して欲しい!技術です。

 まだまだ捨てたもんじゃないぞ日本 (^_^)







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 初めて咲きそうなホオノキ

 タイサンボクよりちょっと小さめ
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浮かれられないなら、 [紹介]

 毎日新聞から【 東京五輪人件費「一人1日30万円」 組織委内部資料、実額は非公表 】



 日刊ゲンダイから【 【独自】激オコな小池都政が“辛口”カンニング竹山に前代未聞の「猛抗議文」を送りつけていた! 】


 昔、4月1日はエイプリルフールだから少々変なことを言っても許される日なんて言われてましたが、毎日が変なことばかりの今日この頃だと、逆に4月1日くらいまともな話題が流れて欲しいですね。



 【 聖火、鳥取県がコース短縮検討 「経費は感染対策に」 】

 津々浦々にオリンピック開催を知らせ祝うはずの聖火リレーが、そういう態勢や気分で迎えられなくなって、鳥取県はコースを短縮して浮いた経費をコロナの感染対策に充当すると。浮かれられないなら、今一番求められる使い道へ。
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