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誰であってもよい、んですね [覚え]

郷原信郎弁護士によれば【 検事長は、国務大臣と同様に、内閣が任命し、天皇が認証する「認証官」だ。これまで、大臣の失言や不祥事で総理大臣の判断による「首のすげ替え」が簡単に行われてきたが、黒川検事長については、「退職により公務の運営に著しい支障が生ずる」として閣議決定によって「勤務延長」を行ったことによって、その検事長職が根拠づけられているのであり、大臣辞任の場合のように、安倍首相が「任命責任は総理大臣の私にある」と述べただけで済まされるような問題でない。
 黒川検事長の辞任は、安倍内閣に重大な責任を生じさせることになる。 】


山尾志桜里衆議院議員によれば【 検事時代、私は先輩から「検察組織は金太郎飴」と教わった。切っても切っても同じ顔が現れ「替えがきく」ことこそが検察庁の強みで、属人性がないことが検察庁の正義だと。この本質を曲げて黒川検事長にしかできない仕事があるとすれば、法の根拠がない定年延長を断って検察の正義を示すことだと思う。 】


 元々検察官は誰であっても優秀なので、【切っても切っても同じ顔が現れ「替えがきく」】

 なのに、「彼でなければ公務の運営に著しい支障が生ずる」と(とりあえず)法務省が従来の法解釈を変更したのを受けて、閣議決定してまで検事長の定年延長をしたあげくに、今回あっさりと辞職を認めてしまったとするならば、次の検事長は「務まらないはずの指揮力をどうやって発揮するのか」

 検事長辞職を受けて法務大臣も進退伺いを出したら「強く慰留された」そうな。検事長辞職の時もとりあえず慰留して、それから認めてあげてたら良かったのに・・・


 「余人をもって代えがたし」と人は思いがちだけれど


 そういうことはほとんどの場合ないということです。どんな立派な方でもいつか人は職を離れ、娑婆世界とも別れなければならないのですから。





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 ニワゼキショウ




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コメント 2

momotaro

まったく大変な矛盾が起きています!
「余人に代えがたし」そもそもこれが変なうえ、その方が不適格となったのですから、どうすんの?日本の検察はどうなるの?
by momotaro (2020-05-24 05:27) 

gonntan

momotaroさん まさに権力闘争そのものがあからさまにおきてるようですね。
by gonntan (2020-05-24 09:45) 

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