逃げ切れるこころの軽さ

現代ビジネス　平河エリ氏の記事から引用

【　このままでは、コロナ自粛は「国民が勝手にやったこと」にされてしまう

「お前たちの志願である」

　太平洋戦争時、神風特別攻撃隊の志願者を募るとき、玉井浅一中佐はこう言った.


(前略)

「今回の休校に伴って生じる様々な課題に対しては、政府として責任を持って対応することとしており(後略)」(第201回国会参議院本会議/令和2年3月6日)
「学校の臨時休業は、これは私が決断した以上、責任を持って、御指摘も含めて、これによって生じる様々な課題について万全の対応をする決意でございます」(参議院予算委員会/令和2年3月4日)

（中略）

総理の言う責任とは何か

　総理は、臨時休業・休校に関わる様々な国民の負担に、責任を持っただろうか。様々な疑いについて責任を持って説明しているだろうか。責任という言葉は空転を続けてきた。

　そしてついに安倍総理は、責任を負う姿勢を見せることすら放棄する。安倍総理が緊急事態宣言を行った4月7日、外国人記者の「失敗した場合どのような責任を取るのか？」という質問に「例えば最悪の事態になった時、私が責任を取ればいいというものではありません」と答えた。

　「責任を取ればいいというものではない」なら、総理が散々述べてきた「責任を持って対応」の責任とは、一体なんなのだろうか。（後略）　】

　今まで様々な政権の危機といわれながら官房長官の「問題ない」会見対応と同じ方法で、今回も逃げ切れると考えているであろう・・言葉と心の軽さ。




平河氏は言う【　安倍晋三総理大臣は、もう何年か総理を続け、重鎮として自民党で重要な役職を占めるだろう。

　財務省の偉い人たちも出世したままそれぞれの道を進み、幸せな余生を送る。特攻を編成した多くの佐官・将官たちが戦後穏やかな余生を送ったように。

　そして、今何の補償もなく「自粛」をしたこの春の思い出もまた、「みんなのために、売上が減っても休業した店舗は、日本の美しさと絆だった」として永遠に記憶される。】










　境内でシロハナツユクサを見つけました。トキハツユクサではありません。蕊に薄紫色があります。

コメント 3

為政者はなんでこんなに無責任でいられるのでしょう？
また、なんで国民はルーズに、寛大に、許してしまうのでしょう？
研究材料ですね
by momotaro (2020-04-19 19:58) 

安倍総理の数々の言葉遊びは、
止められないでしょうがもう止めるべきです
成功すれば自分の手柄、失敗すれば他人のせい
国民の安全安心とさえ言っておけばいい…不信感に満ちています
人柄が信用できない所以です。
by ファルコ８４ (2020-04-19 23:12) 

momotaroさん　内田樹さんがいう「サル化する社会」に住んでいるからでしょうね。

ファルコ８４さん　そうそう、「成功すれば自分の手柄、失敗すれば他人のせい」それで何の痛痒も感じない国民性？の所為でしょうね。それでも今回の騒動で、みんな正体がはっきりと分かってきたみたいですね。
by gonntan (2020-04-20 20:59)