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歴史の転換点 [覚え]

COURRiER JAPON  ユヴァル・ノア・ハラリ氏の寄稿文から引用

【 新型コロナ危機「非常事態が“日常”になったとき人類は何を失うのか」─世界的歴史学者が予測

 
(前略)

コロナの感染者数がゼロになったとしても、「収集データは依然不足しているから、バイオメトリクス監視システムをこのまま維持すべきだ」と主張する政府も出てくるかもしれない。

コロナ流行の第2波に備えるため、あるいはエボラウイルスが中央アフリカで新種に変異したため、あるいは……もうおわかりだろう。我々のプライバシーをめぐってここ何年も、激しい論戦が繰り広げられてきた。今回のコロナ危機はこうした戦いの転換点となる可能性がある。

プライバシーか、健康か。両者の二者択一を迫られれば、たいていの人が健康を取るだろう。だがそもそも、この選択肢は間違っている。(続く) 】


危機に乗じてどんなことが主張され、或いはそれを求め許し、日常的に行われるようになるのか。とらわれていながら囚われていると感じさせない便利さを纏ってシステムは運用される。






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 「シモツケの挿し木」してみました。
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御朱印 [あれこれ]

サンデー毎日 3月22日号から

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大正天皇崩御の際に貞明皇后がなさったことのようです。
ご自身で書写したお題目を棺に、女官たちはそれぞれお題目やお念仏の名号を書いて同じように棺に入れ、書写したもので埋めた。現在なら生花で棺の中を埋め尽くすように、お題目や南無阿弥陀仏の名号で送られようとなさったんですね。



今朝本堂の裏で捜し物をしていたら

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これが目に入りました。
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 明治〇7年6月と書いてあります。このような紙を一緒に納めたのでしょうかねぇ。

 今はやりの御朱印帳も、神社仏閣にお参りした証ですからご本人が亡くなるようなことがあったなら、一緒に棺に納めてください。行衣といって、お参りの道中に着る衣にも予め菩提寺の住職にお題目や同行二人と認めてもらい、各寺院で御朱印を頂き、万が一の時は棺に納めます。本来はそういうものです。
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人類が [覚え]

日本国憲法前文には
『そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。

われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。   』


 先日のアベ首相の会見によれば
【 日本時間の16日夜、G7の首脳が新型コロナウイルスの感染拡大についてテレビ会談を行った。  会談後、安倍総理は記者団に「人類がコロナウイルスに打ち勝つ証として、東京オリンピックパラリンピックを完全な形で実現するということについて支持を得た。このコロナウイルスとの戦い、大変手強い相手ではあるが、G7でしっかり結束して、国際社会で共に戦っていけば必ず打ち勝つことができるという認識で一致した」と述べた。(ANNニュース) 】

 首相がコロナウィルスに対して高らかに宣言した「人類が!」という思いは、私はできれば憲法前文にも同様の敬意と共感を持って欲しいと願います。

 なんとなれば

 ウィルスを始めとする病気や飢餓、戦争で起ってくる「恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利」は人類普遍のもの。どうか、コロナウィルス対策の時だけに人類共通の敵を想定しないでもらいたい。




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なぜこんなに遅い? [覚え]

LITERAより引用 28日の首相会見では
【自民党からは生活補償策そっちのけで「お肉券」だの「お魚券」だのといった虚構新聞かと見紛うような噴飯ものの経済対策案が飛び出す有様だが、それを受けて不安を募らせる国民に対し、不安を払拭する具体的な補償案を具体的に提示するはず。会見前はそう思っていた。ところがどうだ。2週間前の会見で「一気呵成に、これまでにない発想で思い切った措置を講じていく」と言っていたのに、今回も「思い切ったことをやる」と言うだけだったのだ。 】

 全く同感です!

 この2週間、政治家や経産省の官僚たちは今年度予算案を通すだけで精一杯だったのですね。

アベ氏の言う「政治家が思い切った決断でやるスタイル」は一体どこにあるのでしょう?

国民はこれだけ従順に随いながら、一人ひとりの経済的な困窮は自己責任で!となれば、政府や政治に対する希望は持てませんね。

期待を伸ばして伸ばして~~どんな策が出てくるのでしょう?

今日も法事にいらしていた方に聞いたら、どなたも前回リーマンショックの現金給付がどのようにされたのか覚えていませんでした。みんなお年寄りですから11年前は忘却の彼方なのかもしれません。それだけインパクトが無かったのでしょう。


今回の病気で亡くなる方も哀れですが、コロナ関係の影響で本来なら亡くならなくてよかったいのちが多く失われることが無いように祈ります。
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この世界の端っこで [覚え]

【 五輪延期の検討が首相や森会長などから公式に示された途端に、小池都知事が首都封鎖の可能性を示唆。いかに東京での五輪の開催が感染症対策の足かせになっていたかがよく分かる。

新型コロナ、小池都知事「首都の封鎖あり得る」 TBS NEWS https://t.co/fGdUfLgsX5
? 高橋ミレイ(Mirei Takahashi)#GDC2020(延期) (@mikeneko301) March 23, 2020 】


【 きっこ‏ @kikko_no_blog
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五輪の延期が決まったとたん、東京の感染者が昨日は40人、今日は45人と急増し、小池百合子は緊急会見までひらいて「感染爆発の重大局面」だ「今週末の外出自粛」だと大騒ぎし始めたが、この茶番劇の舞台裏は単純明快。3日前まで1日1000件しか行わなかった検査を2日前から4000件に急増させただけ。 】



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 檀家さんからたくさんの手作りマスクを頂きました!






中日スポーツから引用

東京五輪延期”で追加費用は最大6327億円か 払うのは「主に日本の納税者だ…」

3/26(木) 15:08配信  中日スポーツ

【 “東京五輪延期”で追加費用は最大6327億円か 払うのは「主に日本の納税者だ…」


25日、東京五輪の延期について語るIOCのトーマス・バッハ会長=AP


 関西大学の宮本勝浩経済学教授は、東京五輪の延期が決定したことで発生する追加費用は、概算で最大57億ドル(約6327億円)程度が見込まれると語った。25日の米スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。一方、大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)は、現時点で追加費用を最大3000億円程度と試算していると24日に報じられていた。

【写真】小池都知事会見での記者“密集度”

 「追加費用を支払うのは誰か? 最も濃厚な答えは、主に日本の納税者だ」とはAP通信。2013年の大会招致時、東京都が作成した立候補ファイルでは「資金不足(赤字)に陥った場合には都がほてんする」と記されている。

 大会組織委員会と日本政府は開催費用を126億ドル(約1兆3986億円)と発表しているが、実際は延期の決定前でも2倍以上の約280億ドル(約3兆1080億円)前後に膨れ上がると伝えられていた。同通信は、東京都が既に70億ドル(約7770億円)近くを支払っている一方で、「IOCは東京五輪の資金調達に13億ドル(約1443億円)の貢献をしているが、開催費用からすればほんのわずかだ。IOCは直近4年間で57億ドル(約6327億円)の収入があった」と報じた。




そして話題の
【 「和牛商品券」ツイート急増 経済対策案めぐり「生活が苦しい」「家賃払えなきゃ」... 

 今や、「年金がドングリで払い込まれても驚かない」って言われる始末・・議員先生たちは何考えてるんだか・・

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2020-03-23 [覚え]

プレジデントオンラインより引用

【 専門家を無視し、強硬策だけを唐突に示す安倍政権の怖さ


(前略)3月13日に改正特別措置法(改正特措法)を成立させたことである。同法は翌14日から施行された。
 改正によって新型コロナウイルス感染症を同法の適用対象に加えたわけだが、そもそも同法が想定している新型インフルエンザは病原性(毒性)が強く、感染力も高い。WHO(世界保健機関)の推計をもとに世界で7400万人が感染して命を落とす事態を想定している。この想定では日本国内でも3200万人が感染し、64万人が死亡する。実際には被害がこの数倍にも及ぶ危険性がある。  この新型インフルエンザに比べ、世界の新型コロナウイルスの感染者数は20万人(3月18日のWHO公表)で、死者は約8000人(同)にすぎない。新型コロナウイルスは毒性も感染力も弱い、恐れるに足らない病原体なのである。  それにもかかわらず、安倍政権は最悪の新型インフルエンザと同様に扱っている。危機管理の意識にバランス感覚が欠けている。安倍首相の脳裏には自らの政治基盤を維持することしかない。 】


 「パンデミックという言葉が示す脅威と現前のものとのバランス感覚」 

 このコラムは私の感覚に近いです。





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 シャガと利休梅が咲き始めました。

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山中教授のサイト [紹介]

山中教授のコロナ対策 個人のホームページ


 
 
【 エビデンスの強さごとに見る新型コロナウイルス 】などの紹介は

 科学者・医学者らしいきめ細やかさです






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 今日は全員きっちりマスクをして!

 さて来月はコロナ騒動はどうなっているでしょう?
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春の彼岸会 [法要]

 ついこの間お正月だったのに、もう春の御彼岸を迎えましたね。コロナ騒動で小中高校への全国一律の休校要請があり、中国から部品が届かない影響や外国からの観光客が来日しないなどから始まり、日本でも実体的な経済活動がほぼ停止状態になりました。世界経済を部品製造で下支えし、巨大消費地でもある中国が動けないことから経済活動への不安が起こり、アメリカでの株安が大きな波となってさらに経済への信用不安も引き起こしています。

 日本ではそれ以前に韓国との貿易に関する争いがあり、それに加えての入国制限で、中国韓国からの観光客は激減しています。九州でも今やインバウンドによって成り立っている観光地がほとんどと言っても過言ではありませんし、デパートも免税品の顧客として当てにしていた人の往来がなくなって、商機の目処が立たなくなっているのではないでしょうか。

 今回のコロナ騒動は思いがけない程のインパクトを与えています。新型であるが故に感染や毒性への不安があり、いつまで続くのか、いつ頃終息するのか等々、不安の種は尽きません。

 そういった不安が社会に蔓延しているときだからこそ

 政治家には国民に安心を与え、先に進もうという意欲をおこさせる務めがあり、具体的な施策を企画立案する権限が与えられています。
 よく政治家は「常在戦場」などと云います。当選しなければ(絶対的な権限を与えられる)議員の職に与らないのですから、「常に選挙を意識して働くべし」というくらいの言葉なのでしょうが、今回のようにさまざまな危機に当たってどう対処するのか、すべきなのか。

 「パンデミックが近い将来起こりうる」という概念はすでにあり、現実に2009年にもこの国を襲いました。その知見を元に、政治・医療・経済などのシステムがどう作動したら、感染者や患者を少なくできるのか。まさに「常に危機にどう対処するか」を考えておく必要があり、それがシンクタンクの存在意義だろうと思います。それこそ、森羅万象を分析し対処法を段階的にセットしておく頭脳と場所が必要なのです。今回の騒動で学ぶべきは、法律を泥縄で作るよりも、常に置かれた立場を考え命令し行動できるシステムを作らねばならない、ということですが、

 フランス文学者で武道家の内田樹氏はそのコラム(人口減社会の未来学)で、『日本社会には最悪の事態に備えて「リスクヘッジ」をしておくという習慣がないということです。ただ、誤解して欲しくないのですが、僕はそれが「悪い」と言っているわけではありません(そんなこと今さら言っても仕方がありません)。そうではなくて、どんな場合でも、日本人は「最悪の事態」に備えてリスクヘッジする習慣がなく、そういう予測をすること自体を「敗北主義」として忌避するという事実を勘定に入れてものごとを考えた方が実用的ではないかと言っているだけです。日本人というリスクファクターを勘定に入れておかないと適切なリスク管理はできない。』

 危機につきもののデマによる買い占めもありました。気候変動による大災害や環境問題も、すでに頻発しています。食糧危機やエネルギー危機もあり得る話です。

 もし政治家にその気が無くて政権に危機対処能力が蓄えられないなら、個々人はどうできるのか?ですが、「最悪の事態は起こりうる」ということをどこか胸の奥に置いておく、という方法しか無いのではないでしょうか。それが釈尊の時代から続く「今を生きる」という生き方のような気がします。

 最悪の事態は起こりうるが、個々のいのちはもとより集団的ないのちと記憶を伝えよう、なにがなんでも続けるんだという強い意志を共同体が固く強くしっかりと持っていれば、厳しい時代があっても一縷の望みを次世代へ託すことができるのではないか。

 人はなかなか理性的に生きられないから、せめて御彼岸の間は心を清め、妬みや貪りの思いをなさないようにしよう・・・怒りや貪りは他人だけでなく自分をも滅ぼしてしまうのだから。日本に限らず、個々のいのちと生き方に深い思いをいたさない人生は虚しいですね。



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  消毒薬とマスクとお土産と用意して


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 彼岸法要営みました。予想を裏切る多くの方のお参りがありました。














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2020-03-20 [花]

 御彼岸の御中日。今年は閏年なので1日ずれましたね。
 お天気もよいので、さすがに今日はたくさんの方がお墓参りや納骨堂に見えました。
うちは明日法要を執り行います。


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分散登校 [庭の中で]

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 昨日から小学校では、町内別に分散登校という形を取るようになりました。久しぶりに賑やかな声が聞こえてきます。学年ごとだと、きょうだいでいる家庭では低学年の子だけが留守番ということにもなりかねませんから、町内ごとに日を決めて、というのはグッドアイデアですね。給食がないので午前中だけ、週一開催ということに。それでも予期せぬ長期休暇にもかかわらず遊びに行けない子ども達にとっては、貴重な時間かもしれません。



 

 御彼岸中ですが、お天気は最高なのにお墓参りはパラパラです。私は境内を整備して散骨施設を作るための準備で、植木の移設をちょこちょことしています。

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 お墓の広い通路に穴を掘って、アジサイを4株植え換えようと思います。


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 狭い場所に根が張って、掘り上げるのも手強かった!


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 2株目で新品のスコップが折れてしまいました。次に買うときには柄を替えられるヤツか、鉄製にしないと又買い換えてもすぐダメになるかもしれませんね。
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